参院選挙・・・自民惨敗
先ほど帰宅した後、PCを立ち上げ、ワンセグのUSBつないで、久々にTVを観てみました
すでに速報番組は始まっており、ほぼ同一の自民惨敗・民主大勝という結果が出ており、あぁやっぱりな…という感覚が第一印象でしたね
今回の選挙は、いくつもの事柄が絡まって、自民への反対票が集まりやすい状況だったわけで、当然の結果であるといえます
まず、Necloの考える事柄とは以下の通りです
・寸前で住民税の減税が解除された→机上では増税は無いといっても、国民感覚としては増税された感覚があった
・大臣クラスの失言・事務所費用問題・自殺等のマイナスイメージを受ける事柄が選挙前に起こりすぎた
・年金問題(社保庁問題)が大きく取り上げられ、今回の選挙の大きな判断材料となった
・重要法案の強制採決等の強引な手法が問題視された
・報道メディアでの自民叩き、民主擁護の風潮があったことを否めない
・二大政党制という方向に行くことが良いという考え方をここ十数年言われ続けており、その選択肢としての受け皿(民主)にそろそろさせてみたいという国民意識が出てきた
・前回の国政選挙(衆院選)で、自民(+公明)が圧勝した→国民のバランス感覚が働いた
・参院選であった→自民支持の国民の中で、政府与党の変更はしたくは無いが、自民党の現行の政治への不信・不快感を現すために自民へ票を入れなかった(衆院では自公連立与党が過半数を持っているという安心感が逆に作用した)
・安倍首相の一番の売りである対北朝鮮政策が見えにくい状況にあった
・小泉元首相の行った自民党改革が、支持母体の弱体化を招いたのと、小泉元首相のメディアへの露出が明らかに減ったため、小泉支持層の自民離れが起こった
以上のようなことを思うわけですが、決して民主党が良いというわけではなく、『反自民の受け皿としての政府与党足りえる党』として民主党を国民が選択したという感じでしょうか…
あとは、もうすでに言われていますが、安倍首相維持で行くようですが、それに対して反感を覚える国民意識がどの程度の期間維持されるのか?
ある意味政治家という人種は、選挙時以外は国民を下に見ていると自分は思っていますので、おそらく『のど元過ぎれば…』的な考えで、解散総選挙をするのであれば、しばらく静観して、落ち着いたところで、何かしらのアドバルーン(例えば対北政策等)を揚げ、直後にその問題のみを争点であるかのような選挙に持っていくのではないかと思えてしまいます
内閣不信任案を提出しても、衆院を自公が過半数を抑えている以上衆院の優位性の為にまず否決されますし、衆院の解散権は内閣総理大臣にあるので、安倍さんの心ひとつで決まるわけです(一応はね)
そうなれば、負けるとわかっている解散総選挙をするとは思えんのですよ…現時点では
今夜の安倍退陣を言わない各議員さんがたの声を聞く限り、『参院は形だけで、その時点での民意を調べるためのアンケート』というような姿勢が見えてしまう気がするのは気のせいなんでしょうか?
今後の民主党の動きに期待をしつつ、苦境に立たされたときの自民党のしぶとさにも注目です
その他の当選者の中から何人ばかり自民や民主になるのか?それも注目ですねw
…でも、よく考えてみると、現民主党の中枢メンバー中に、何人くらい元自民党の方がいらっしゃるんでしょうか?
そう考えてしまうと、旧自民党(あえてこの言い方をしますが)が、二つに割れて、相互に政権を取り合う二大政党制へ一歩なのか?などと勘ぐったりして…(考えすぎか?俺\(−−;)