エチゼンクラゲ、予想外の大量出現 海流影響か
今年も大量発生のようです…
20代前半にほんの少しの間、水産試験場なるところで働かさせていただいていた自分としては、若干気になるニュースです
主に日本海での出来事なのですが、これが結構重大な被害をもたらしています
魚を獲る網がエチゼンクラゲのせいで持ち上げることができなかったり、網自体を重さで破られたりするんですよ…
食える魚や、商品になる生き物ならまだいいのでしょうが、今のところ何の役にも立たないエチゼンクラゲ…
漁師の方々は本当に大変だと思います
この記事に今夏の中国沿岸部の分布が少なかったことから、今年は発生が少ないだろうと予想していたとの内容がありますが、ちょっと前のニュースでこんな記事もあったりしました
エチゼンクラゲ、有明海で繁殖か
エチゼンクラゲ、日本沿岸で繁殖? 水産庁調査へ
でもね、独立行政法人 水産総合研究センターの報告は、以下のとおりだったわけで…
独立行政法人 水産総合研究センター:プレスリリース 有明海における大型クラゲ分布調査結果
独立行政法人 水産総合研究センター:プレスリリース(別紙資料)
公的機関の検証結果が基本的には発見されなかったと言うことで、中国近海の情報を元に、今年は少ないと判断されたんだと思います
それを責める事はできませんよ…
実際、関連が疑わしいのも事実で、プレスリリースの別紙の方の最後にある【今後の予定】ってとこで
今回の調査ではエチゼンクラゲは発見されませんでしたが、依然として有明海におけるエチゼンクラゲの繁殖・定着の可能性は否定できないことから、今年度は引き続き漁業者からのエチゼンクラゲに関する情報を随時取りまとめるとともに、さらに次年度に向けた検討を進めます。
とおっしゃっていますので、今後の研究が待たれるところです
早急な対策を講じたいところでしょうが、原因・要因がわからないことには、対策も講じようがないですからね…
水産庁・水産総合研究センターそして、関連各機関、さらに、今後も影響を受けるであろう漁師の方々、がんばってくださいませ
m(_ _)m
…自分は、こんなところで、少数の方々にこういうことがあると多少なりとも広められたらと、書くことしかできませんが…