光市事件高裁差し戻し審判決

 ちょうど、上記の事情で病院へ向かう途中に、まず速報で「判決が主文から読み始められた」との内容を耳にし、その後、車内で母親を待っている間に高裁差し戻し審で死刑判決が下ったと聞きました

 このブログでも触れている事件でもありますので、事件の内容は、敢えてここでは割愛します

 まだ、ご存じない方は以下のリンクをご覧ください

光市母子殺害事件 出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』


 ともあれ、最高裁からの差し戻しの時点で、ほぼこの判決が出ることは決まっていても良かったはずなんですよね…
 途中、怪しげな雰囲気が一時的に漂いましたが、弁護団に対して懲戒請求をした方々を始め、この事件への注目を高めた方々の尽力もあり、この事件を数多ある事件の中に埋もれさせること無くメディアに取り上げさせることができたんだろうと思います
 あの弁護士さんたちが、もう少しまともな弁護をしていたらわからなかったかもしれませんし、ある意味あの弁護団の力も大きいのかと思いますね


 ただ、少しばかり気になったのは、日刊スポーツのHPにあった光市星殺人事件の経過はこちらですという記事
 どうにも違和感を覚えたので…

 よく見ると、時系列の中に原告の意見陳述は鍵カッコつきで入っているのに、被告の意見や弁護団の弁護などそういう記載がない
 弁護団については死刑回避を求めたことのみ…
 
 
 初めてこの事件を知る人が、ぱっとこの記事のみ見てしまうと原告の意見で被告を死に追いやったのかとでも言うようなミスリードを誘発させる悪意を感じるのは自分だけでしょうか?

 原告の感情だけで判決が出るのなら司法そのものを否定している
 それに感情面だけで法を無視するような「司法」ならば、今よりも数多くの被害者、被害者家族が精神的に救わることになり、その反面、今よりも数多くの冤罪が発生していることでしょう

 何だかまとめなんだけどまとまっていない…そんな感じに受けてしまった自分はやはりひねくれてるんでしょうね…
(−−;


 さて、この後の展開としては、多分あの被告のことですから上告する権利を行使するでしょうし、あの弁護団なら、死刑回避の行動を最後までとるという形を崩すことはしないでしょうから、おそらく上告するでしょう
 どちらにせよ上告は不可避のように感じています
 反省して判決を受け入れるつもりなら、あんな発言群はできないでしょうからね…

 ただ、この判決が差し戻し審であるということをかんがみれば、上告棄却で死刑判決が決定すると予想できます

 自分個人としては判決に対し、憤りも反感も異議申し立てもするつもりは全くございません(できる立場にも無いけどね)
(^^;
 逆に、まともな判決を出す判事でよかったな…と安心感を覚えております

 
 夜になって、もうちょっと落着いてから、この事件に関してまとめなおしてみようかなとも思っております
 原告だけでなく被告・弁護団の意見陳述も交えてね…

 結構時間掛かるだろうなぁ…