「ゲームは時間を奪う。ゲームで感動は難しい。ゲームなんて文化じゃない」… 内閣知財戦略本部コンテンツ専門委員会 (痛いニュース)
この方、知的財産戦略本部コンテンツ専門調査会のメンバーであり、リンク先の一覧の通り、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授なんですよね…
個々人のゲームに対する評価はとやかく言う気は全く無いのですが、仮にも内閣府の運営する機関、それもコンテンツの育成や日本ブランド化を掲げる組織の構成員である公人がこういうことを言っちゃいけないですよ
(−−メ
ちなみに、この組織のメンバーには、(株)セガ AM研究開発本部 第三AM研究開発部 部長さんも参加されてるんですから、発言の撤回を早急に求めていただきたい所ですな…
一応、痛いニュースのリンク先の記事全文(SankeiWEB)も読んではみたけれど、『記事の一部を抜き出して揚げ足を取った』わけではないことがわかり、更に残念な気持ちになった…
例えばネットの声でも出ているように、FF・DQ等のRPGでの感動(ストーリー)や、桃鉄・太閤立志伝等のゲームでの知識の深まり(駅名・人名等)などもある
また、若干の違和感はあるだろうが、AIRとか元々は18禁の恋愛アドベンチャーゲームではあるけれど、何年も経ってアニメ化され、ゲームを知らない人間でも感動を覚えたものもある…
野球やテニス、サッカーなどのスポーツを題材にしたものもあるし、シューティングやアクションゲーム・音ゲーなどでも、達成感を得ることが出来る
コミュニケーションの道具としても使えるし、物によっては、リハビリなどでの使用可能なものもある
自分は、末端ではあるけれど、ゲーム業界に今まで約10年身を置かせてもらっている
その中で得たものも多い
ゲーム(主にアーケードゲーム)に対しての主観は、『いかに適度なストレスを得て、それをクリアした時に得られる開放感・達成感を味わうか』ということがゲームの醍醐味だと思っている…ま、これは自分の『娯楽』に対する主観ともかなり重なる部分ではあるのだけれどw
この考え方は、映画やドラマ、小説などのストーリー展開にも共通している部分があると思う
もっと言えば、登山などはその際たるものかもしれない…
スポーツなどで、うまくなろうとするのにも共通する部分があると思う
再度書くけれど、個々人のゲームに対する評価はとやかく言う気は全く無い
公人が、それも、こういったことを専門に扱う機関の人間が、公の場に出てくる記事の中で、こんな発言をすることが信じられないだけです
特に『その人生にプラスアルファがない』の部分には、まるで、自分のやってきた約10年間も否定されたような気分を味わいました
_| ̄|○illlli
まともな考えを持っているなら、知的財産戦略本部コンテンツ専門調査会から身を引いて欲しいものです
それが嫌だったら、発言取り消せ…とか思いますね
(▼▼メ
追記:
2ちゃんねるの反応のところで出ていた文章に激しく同意です
76 名前: 土木施工”管理”技師(埼玉県)[sage] 投稿日:2007/04/19(木) 22:29:36 id:mhXTY7tN0
ゲームが音楽、グラフィック、テキストの総合的なコンテンツだということをまったく
理解できていない
理解できていないから、こういうこと言うんだろうなぁ…